こんにちは、科特研キャップです
ふとツィッターのタイムラインをみると、宇宙戦艦ヤマト2199 メカデザインを担当されていた玉森順一朗さんのツィートが興味深かったので取り上げてみました。
玉森順一朗さんのツィート ヤマト研究
JIS(日本工業規格)における造船用語とその英語版、航空宇宙システムの電気的ボンディング及び落雷防止とその英語版…が写真付きでアップされていました。おそらくヤマト研究においてはこれ以外にも数多くの既存の工業技術などの様々な資料をかき集めながら、イラストを起こすときにその線一本一本の中に、すでにある工業技術等々を込めながら描いていたのだということを、あらためて感じさせてくれます。
アニメーションといえども、ウソとしての設定(波動砲など)とそれを裏付けるための真実の技術(既存の工業技術等々)があって、あれだけのリアリティのある作品になったのだと感じています。
※ボンディング: 各通信機器や電気機器や電気設備を火災や破壊やノイズの防止や動作の安定の為に行うもの
玉森潤一朗さんのヤマト研究ツィート
ヤマト研究。航空宇宙の産業分野と造船のボキャブラリー。宇宙戦艦ヤマトのリメイクのメカデザインの土台になっています。 pic.twitter.com/Yp9lzG8Ue2
— tamamori (@ecoley) July 11, 2020
「ミサイルや宇宙航行機体には、アブレーション被覆膨張継手その他の特殊な手法を用いており」「電気的ボンディングに新しい困難な問題をもたらしている」という。慎重な研究の必要性を説いている。 https://t.co/GKufEmnnyW
— tamamori (@ecoley) July 11, 2020
日本工業規格 JIS F 0011-1997 造船用語−船体−基本計画
日本工業規格JIS W2009-1978航空宇宙システムの電気的ボンディング及び落雷防護
玉盛順一朗さんってどんな人?
玉盛順一朗:工業デザイン→デザイン教育→Web(アクセシビリティ、情報アーキテクチャ)→メカデザイン(宇宙戦艦ヤマトリメイク)→以降謎。デザインの話題メイン。
宇宙戦艦ヤマト2199 コンセプトアート
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- 宇宙戦艦ヤマト2199
- 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち
- coral design.jp (玉盛順一朗氏のサイト)
いわゆる昭和特撮で少年時代を過ごし、平成・令和となった今、まさに自分はあの頃未来の世界と描かれた時代にいるはずなのに…なぜ宇宙旅行もままならず、海底牧場もできず…チューブの中を走っているはずの列車は無く…という2020年になろうとする時代の中で感じていたりします。せめて映像の世界だけはかつて夢見た未来を描いてくれるのではないだろうか。CG全盛の時代だし、CGは嫌いじゃないし(むしろ好きだし)、でもそんな中でも昭和特撮大好きオーラを出し続けていたいと思います。
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