こんにちは、科特研キャップです。
科学特撮研究会 略して 科特研ではございますが、アニメも好きなんでございます(かなりの偏りはありますが)。
新海誠監督作品は、最初の『ほしのこえ』から注目しておりまして、『星を追う子ども』あたりでどこへ行っちゃうのか心配しておりましたが、『君の名は。』『天気の子』でちゃんと自分の路線/立ち位置を獲得したようにお見受けします。
さて、その新海誠監督の気になる新作。3年周期説もあるのでおそらく2021年夏(6月か7月ごろ)に公開の作品にむけて取り組まれていることと思っております。
そんな新海誠監督のツィートに、またまたおもわせぶりな投稿がありました。
新海誠 @shinkaimakoto ツィッターアカウント
このところはずっと、プロット等の構造が必要な文章は Scrivener で、縦書きが必要な時は egword Universal 2 で書いています。どちらも書き味が素晴らしく、ずーっと触っていたくなる完成度。良すぎ。好きです! pic.twitter.com/18GY4DXOFM
— 新海誠 (@shinkaimakoto) June 19, 2020
Scrivener スクリブナー(最新版はScrivener 3)
以前にも新海誠監督のツィートに関する記事にもありましたが、長編の物語を創作する際に使っているテキストエディタが、このScrivener スクリブナーです。
上のツィートで背景側にみえる箱書きのようなものが、Scrivener の画面ですね。なんとなくこの画面が[次回作]であり[新作]のプロットのようにも見えますね。(固有名詞が微妙に見えるようで特定されないところで切っていますね。特にカタカナは人物名だったりする可能性大。”スマ”はたぶんスマホかな)
シン
マン
スマ(…たぶんスマホ)
ノル
の文字が何を意味しているのか。また漢字的には
悪
唐
が気になるかな。
Scrivener 3 – AppStore
Literature & Latte
egword Universal 2 イージーワード ユニバーサル
写真の手前の原稿用紙風の画面は、egword Universal 。これはMac用の日本語ワープロとしては老舗中の老舗のソフトですね。こうして縦書き対応で、しかも原稿用紙レイアウトができるあたりで、小説家や作家さんなどに根強いファンがいるソフトです。
Mac用のワープロソフトといえば、Windowsでもシェアのほとんどを占めているMicrosoft Word(マイクロソフト ワード)が最強ではありますが、Apple社のPagesなども頑張っている状況。そんな激戦の日本語ワープロとして、日本国産のegwordを新海誠監督が使っているとことに、なにか嬉しさすら感じたりします。
内容的には、タイトルもしっかり出ている『天気の子』(仮)の最終稿ですね。最終稿なのに日付が2019年2月22日ということは……『天気の子』は2019年7月19日公開かなり、ぎりぎりの最終稿じゃないかな。
ここで気になるのは、『君の名は。』の主人公でもある 立花滝くんの()書き。(まだ三葉と再会する前)とあります。
ということは、時系列でみると、『君の名は。』はのラストと『天気の子』の子のラストは、時間的にはお互いに入り込んでいる形になりそうですね。そんな風に、これまでの2作品を見直してみるのもおもしろい発見があるかもしれません。
また、同様に2021年夏の新作は、まったく別の物語になるのか、この2部作を含めた3部作のひとつとして、物語がお互いに入り込んでくる作品になるのかは、と〜〜っても気になるところですね。
egword Universal 2 – AppStore
物書堂
小説家と同じ万年筆を使ってみたい
かりに小説家と同じ万年筆を使っているからといって、小説家になれるわけでもなく、すてきな文章がつくれるわけではないことは、重々承知の上ではありますが、こうして新海誠監督が、その作品創作のために使っている愛用のアプリを紹介してくると、なんとなく同じソフトを使ってみたいなぁ〜っていう気持ちにはなりませんか?
実は、少しなっています。アプリとしては少しお値段が気になるところではありますが、どこかの機会で、同じソフトを使って、何かを創作してみたいなぁ〜。なんて考えております。
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いわゆる昭和特撮で少年時代を過ごし、平成・令和となった今、まさに自分はあの頃未来の世界と描かれた時代にいるはずなのに…なぜ宇宙旅行もままならず、海底牧場もできず…チューブの中を走っているはずの列車は無く…という2020年になろうとする時代の中で感じていたりします。せめて映像の世界だけはかつて夢見た未来を描いてくれるのではないだろうか。CG全盛の時代だし、CGは嫌いじゃないし(むしろ好きだし)、でもそんな中でも昭和特撮大好きオーラを出し続けていたいと思います。