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狭霧の國 (さぎりのくに) – 人形時代劇怪獣映画がすごいらしいぞ! – 怪獣特撮+人形劇+時代劇という組み合わせとそのストーリー 日本の特撮の新しいジャンルを生み出したかもしれない

こんにちは、科特研キャップです。

映画『狭霧さぎりくに』がすごいらしいぞ。まずは先入観なしで予告編をご覧いただきたい。




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映画『狭霧の國』劇場予告編

まずは、特撮怪獣モノの作品であることだが、加えて[人形劇]でもある。日本においては人形浄瑠璃や文楽などの人形劇から、かつてNHKで放送された『ひょっこりひょうたん島』をはじめ、人形師辻村寿三郎氏の『新八犬伝』『真田十勇士』、小松左京原作の『空中都市008』など数多くの人形劇による作品がある。海外においてはジェリー・アンダーソンの『サンダーバード』が有名だ。

そんな人形劇+時代劇、人形劇+SF作品は少なからずあったが、『人形劇+怪獣』となると、どうだったろう。実写版映画『アルゴ探検隊の大冒険』などにおいては特撮として人形を使ったストップモーションアニメーションが採用されてはいたが、人形劇…という範疇には入れがたい。サンダーバードにおいても人形劇の中に本物のワニが登場するシーンがあるが、あれも人形劇+怪獣もの…とは言い難いものがある。

となると、実は意外と「人形劇+怪獣」という作品は実はあまりなかった作品スタイルということになりそうだ。そういう意味でも今作『狭霧の國』は低迷しがちな日本の怪獣特撮作品に一石を投じることになりそうな予感さえする。

人形時代劇怪獣映画『狭霧の國』予告編 第2弾

【あらすじ】
九州の山に囲まれた町に帰ってきた少年「栄二」は、目の見えない少女「多紀理(たきり)」と出会う。ある霧の夜、栄二は山の湖に住む盲目の巨大な怪獣「天乃狭霧(ネブラ)」と多紀理が一緒にいる姿を目撃。人知れず生きてきた多紀理とネブラの存在は、町の人間にまで知られてしまい……。

【声の出演】
井上優/ 金森朱音/ 石本径代/ 長尾奈奈/ 他

【スタッフ】
監督・脚本・撮影・美術・特殊技術・編集・人形制作:佐藤大介
怪獣造形:村瀬継蔵 造形:松本朋大 背景画:島倉二千六 音響効果:神山大輝
音楽提供:Chouchou (Ulula Records)

・米シカゴ「G-Fest XXVI Film Festival」オフィシャルセレクション
・第2回熱海怪獣映画祭 特別上映作品

公式サイト
https://www.sagirinokuni.com

公式Twitterアカウント
@Howlfromthefog




公式Twitterアカウント @Howlfromthefog

京都みなみ会館 2月21日よりロードショー決定

〒601-8424 京都府京都市南区西九条川原城町110
Tel. 075-661-3993




映画『狭霧の國』メイキング映像

昨今の傾向からすると、怪獣特撮といえば着ぐるみからCGに移行していることが強いが、むしろいまからでも[人形]や[フィギア]などを使った特撮作品の可能性に取り組む必要があるようにも思います。

特撮の田口清隆監督による自主怪獣映画道場や熱海の怪獣映画祭などにも怪獣人形、怪獣フィギア、怪獣ソフビなどを多様した特撮怪獣作品が登場してくれることを強く期待しちゃいますね。

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