こんにちは、科特研キャップです。
令和2年のお正月に行きたい特撮イベントはこれだ!
と思って、公共交通機関を乗り継いで東京・蒲田に行ってきました。
大怪獣ガメラ、蒲田に飛来!
蒲田駅から徒歩3分
蒲田駅の改札を出ると『特撮のDNA』展のポスターがお出迎え。ここからもうワクワクが抑えきれません。
蒲田駅の西口を出て右手にみえるドン・キホーテを目印に進みます。
ドン・キホーテの脇の道を進むと、もう前方に上の方が赤い円筒形の建物もが見えてきます。
工学院通り商店会を抜けると…
めざすは日本工学院専門学校「ギャラリー鴻」
入場チケット購入
チケット購入は当日券大人1,800円で入場しました。
展示会場
ガメラ 大怪獣空中決戦 – G1 平成ガメラ
1995年、ガメラ生誕30周年に公開された平成ガメラシリーズの第1作。
それにしても人間を食べるギャオスが、かなり怖かったことと、映画『インディペンデンスデイ』ID4を意識した爆発(爆発の炎で人や車がはねとばされていく)などの表現もあったりして、迫力ある第一作でした。
監督:金子修介
脚本:伊藤和典
特技監督:樋口真嗣
ガメラ2 レギオン襲来 – G2
平成ガメラシリーズの第2作は、全く新しい宇宙怪獣(宇宙生物)という設定がおみごと!レギオンの造形はこれまでの怪獣映画には例のないフォルム。ウルトラQに出てきたマンモスフラワーを思わせる草体、ソルジャーレギオンの群衆、巨大レギオン…その発する光線/あるいは重力弾かで甲羅を飛ばされるガメラ。
ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒 – G3
平成ガメラシリーズ第3作目は、「なぜギャオスが生まれたか」「なぜガメラが生まれたか」を超古代文明にまで遡る設定が明確になり、勾玉がガメラと人とをつなぐコミュニケーションアイテムであることが示されていました。それにしてもラストシーンの京都駅が圧巻!本編の人間ドラマと特撮との融合の迫力がすごい作品です。
小さき勇者たち〜ガメラ〜
平成ガメラシリーズ(三部作)からは外れてしまうのですが、自分としては好きな映画です。
宙に浮き、火を吹く小さなカメ=TOTO(トト)と少年の交流の物語で進められ、だんたん大きくなっていくTOTOを秘密基地でかくまう様子とか、小さいながらも巨大なジーダス(敵役怪獣)に立ち向かい残念ながら負けてしまうところとか、後半で大きくなったTOTOとジーダスの戦いに、子供たちが赤い石をつないでいくシーンはかなりグッとくるものがありました。
奇想の大映特撮
それにしても、大映特撮映画って歴史もの妖怪ものから戦争ものまでバリエーション豊かだったのですね。やっぱりもっと日本の特撮映画は評価されるべきだと感じます。
大魔神シリーズ
大映特撮といえばガメラシリーズの他にもこの『大魔神』シリーズがありますね。
造形を担当した高山良作氏は山梨県西桂町のご出身。地元でももっと評価すればいいのに…(高山良作記念館を建てるとか…ね)
ポスター/台本
会場には歴代のポスター、台本などの展示もありました。
なかでも、少年誌に掲載されたと思う(そんな記憶があります)このイラストは懐かしさを通り越して、自分自身を少年時代のあのころに連れ戻されそうになりますね。
特撮スタジオ風景
こんなスタジオ風景…いいですね〜。
雲の特撮
インタビュー動画の上映 – 平成ガメラを創った男たち
- その1 特技監督 樋口真嗣
403 Forbidden - その2 脚本 伊藤和典
403 Forbidden - その3 怪獣造形 原口智生
403 Forbidden - その4 特殊美術 三池敏夫
403 Forbidden - その5 怪獣造形 品田冬樹
403 Forbidden - その6 怪獣造形 若狭新一
403 Forbidden
ウェブページでは数十秒から数分の動画ですが、会場ではたっぷり見ることができます。
パンフレットレビュー
特撮のDNA @
あわせて読みたい
次は、山梨県立博物館にて『特撮のDNA~ゴジラ、富士山にあらわる』
2020年7月11日(土)~9月7日(月)
【リンク】
いわゆる昭和特撮で少年時代を過ごし、平成・令和となった今、まさに自分はあの頃未来の世界と描かれた時代にいるはずなのに…なぜ宇宙旅行もままならず、海底牧場もできず…チューブの中を走っているはずの列車は無く…という2020年になろうとする時代の中で感じていたりします。せめて映像の世界だけはかつて夢見た未来を描いてくれるのではないだろうか。CG全盛の時代だし、CGは嫌いじゃないし(むしろ好きだし)、でもそんな中でも昭和特撮大好きオーラを出し続けていたいと思います。